GiveWellの公式サイトはこちら(英語のみ): https://www.givewell.org/

GiveWellについて
GiveWellのミッションは、より良い寄付する機会を発見する事と、その機会に対しての精密な分析を寄付したい人に公開することです。それによって、寄付の効果を最大化できます。
2007年に社会へ好影響を与えるために寄付したい人が集まり、「何をすればその寄付の効果を最大化できるか」について話し合いました。その質問に答える結果として、大きいプロジェクトになりました。そして、Elie HassenfeldとHolden Karnofskyが当時の会社を退職し、GiveWellを設立しました。
間接費などの財務分野の現状を分析し、チャリティーを評価する「メタチャリティー」とは違って、GiveWellは寄付による救った命などの最終結果に基づいてチャリティーの効果を精密に調査しています。できるだけ多くのチャリティーを評価するよりも、一番良い寄付をする機会のみを推薦しています。現在2017年、GiveWellの研究と推薦で、1.2億ドルが推奨チャリティーに寄付されました。
チャリティーを評価するための基準
効果の証拠: GiveWellは、繰り返し徹底的に調査したプログラムを実施しているチャリティーを探しています。理想的に、そのプログラムのメリットをどの人口にも適応出来るように期待していますが、どの調査結果でも一般化するには限界があります。その基準を満たすチャリティーは少ないですが、一番多くは途上国での保健介入を行っています(貧しい人に直接お金を送金する介入の証拠もよくあります)。GiveWell経由で生じた寄付の効果は、どの程度プログラムに対しての学術研究に相当しているかの分析も行っています。
費用対効果: それぞれのチャリティーのために「1つの命を救うためにかかる費用」や「収入で標準化される経済的利益に対する費用」などの費用を算出しています。GiveWellはこの測定基準に基づき、効果的なプログラムを実施するチャリティーを探しています。米国での低所得の人より、途上国で暮らしている低所得者の生活環境の方が遥かに悪いので、GiveWellは後者のために寄付を使った方が有意義だと信じています。
寄付の余地がある: GiveWellがあるチャリティーを推薦したら、そのチャリティーはより多くの寄付を集めます。その結果、GiveWellは「より多くの寄付を集めることで、このチャリティーはどのような活躍ができるようになるか、その活躍の価値は何か」などを考慮しています。過去に、「集めた寄付を効果的に使えない」という理由でチャリティーの推薦をやめたケースがありました。
透明性: GiveWellは見込みの推薦チャリティーを徹底的にかつ懐疑的に調査して、そのチャリティーの認められた強み、問題点と寄付の余地を公開しています。悪い点も含む、長期に渡るチャリティーの進捗状況について寄付したい人に公開しています。推薦チャリティーになるために、実績と進捗状況についての公開討論を含むGiveWellの調査手順に同意する必要があります。寄付に対して良い決定をするために、GiveWellは「個人的見解」と「直感」が必要と信じていますので、GiveWellの論拠や算出を寄付したい人に公開しています。
推薦チャリティーの例
GiveWellが設立された時に、途上国と彼らが拠点とする米国のチャリティーを区別して推薦しました。現在、途上国でのチャリティーの方が確かな証拠があって、費用対効果が遥かに高いので、米国のチャリティーを推薦していません。その理由は、途上国での貧困は先進国と比べ遥かに厳しいからです。多くの途上国で暮らしている人は、生活を圧倒的に向上できる生活必需品が不足しています。例として、もしお金の余裕があれば、感染病症の治療・予防が可能になります。
下記は、具体的な推奨チャリティーの例です:
(イメージをクリックするとGiveWellの公式サイトでの英語の説明をご覧いただけます)