About Effective Altruism

効果的利他主義とは

効果的利他主義（effective altruism）は、他者を助けるための最良の方法を発見し、実践することを目標に掲げたプロジェクトです。

効果的利他主義は、世界の最も切迫した問題とそれらに対する最良の解決策の特定を目指す研究領域であるとともに、そうした発見を活用して〈よいこと〉を行うことを目指す実践コミュニティでもあります。

このプロジェクトが重要なのは、〈よいこと〉を行おうという多くの試みが失敗に終わる一方で、一部の試みはとてつもなく効果的である、ということがあるからです。例えば、同じ量の資源を与えられたときに、一部の慈善団体が他の団体よりも100倍、さらには1000倍もの数の人びとを助けることすらあります。

これはつまり、最良の支援方法が何かを慎重に考えることで、世界の大問題に対して、ずっと多くのことを成し遂げられるということです。

効果的利他主義はオックスフォード大学の学者によって定式化されたものですが、現在では世界中に普及し、70以上の国々の、何万人もの人びとが効果的利他主義を取り入れています。

効果的利他主義に触発された人びとは、マラリア予防のために資金提供を行い、2億帳もの蚊帳の配布や、AIの未来に関する学術研究、次のパンデミックを防ぐ政策を推進するキャンペーンまで、様々なプロジェクトに取り組んできました。

効果的利他主義者を束ねているのは、世界の諸問題に対する特定の解決策ではなく、考え方です。すなわち、効果的利他主義者は一定量の努力で桁外れの効果を生み出すような、桁外れに〈よい〉支援方法を見つけ出そうとします。

上記の文章は effectivealtruism.org からの引用です。全文の翻訳文はこちらよりご確認いただけます。